アルミホイル表面の成分分析(C0155)
光沢面・つやなし面の違いを評価
概要
アルミホイルは、2枚重ねでローラーによって圧延し製造され、ローラーに接する外側は光沢面に、アルミ同士が接した内側はつやなし面になります。それぞれの面の極表面に存在する成分を比較しました。
PDMS(シロキサン)、BHT(酸化防止剤)、DOP(可塑剤)、アミン(m/z 182, 242)、アミド(m/z 256, 284)、カルボン酸(m/z 255, 283)など一般的な有機物系二次汚染物質は見られませんでした。Fe、有機物(炭化水素など)は光沢面の方が、SO4などはつやなし面の方が、わずかながら強い傾向が見られました。
データ
つやなし面のスペクトル
光沢面・つやなし面のピーク強度比較