先輩からのメッセージ2

プロフィール

氏名     
入団年  
性別    
所属    
出身学科 
A.O.
2012年
女性
透過電子顕微鏡(TEM)を用いた形状・構造解析(サンプル前処理)
農学府 環境資源物質科学専攻

仕事内容

 私は透過電子顕微鏡(TEM)のサンプル作製の前処理工程を担当しています。TEMでは見たい箇所を薄い断片にして観察します。観察箇所は数十~数百nmの微小領域である場合が多く、集束したイオンビーム(FIB)を照射する装置を使って加工を行います。このFIB装置内では、一度に見える範囲が狭く、サンプルそのものから目印が無い状態で観察箇所を見つけることは非常に困難です。そこで、前処理工程では肉眼や光学顕微鏡でサンプルを確認し、加工のための目印をつけて、FIB装置で加工できる状態にしています。加工・観察しやすいための工夫が肝の前処理工程。TEM分析の技術力を下支えしています。

仕事のエピソード

 分析工程における上流の仕事であるため、主に観察箇所を確認するためにお客様と頻繁にやり取りすることが特徴です。電話やメールで連絡を取り合うため、対面して一緒にサンプルを見ながらお話しするよりも説明が伝わりにくく、苦労することがあります。お客様の説明資料とサンプルの形状が異なり、指定されている観察箇所がどこなのか頭を悩ませることもしばしばあります。その分、説明方法を工夫してお客様にスムーズに伝えることができたときや、複雑な資料を解釈して正しい観察箇所を特定し、作業ができた時などは、達成感を得ることができます。

先輩がMSTを志望した理由

 大学、大学院時代に研究の一環で機器分析を行う機会があり、そこから分析に興味を持ちました。仕事として「何かを作る」よりも「何かを調べる」方が自分の興味の方向性に合っていると感じたので、就職活動は分析業を中心に行っていました。その中でもMSTでは様々な企業・大学で行われている最先端の研究の一端を見ることができることが大きな魅力の一つだと思い、志望しました。

大学時代の専攻

 「美術品などを保管する際に内装や棚に使用されている木材から出る酸が劣化の原因になる」という問題を起点とし、どういった樹種にどんな処理を行うと酸が多く発生するのかを分析していました。

休日の過ごし方

 本を読んだり、ゲームをしたり、まとまった時間があるときは手芸や木工なども楽しんでいます。家族や友人もほとんどが都内在住なので、家族で食事に出かけたり、友人と遊んだりすることも多いです。

皆さんへのメッセージ

 就職活動ではどの道に進むべきか悩むことも多いと思いますが、どんな仕事をするとしてもこれまで学んできたことや、やってきたことが全く無駄になるということはありません。意外と自分に向いていた、興味が湧いたということもありますので、こだわりすぎずに色々な所を見てみるのも大切かと思います。
 また、社会人になると学生時代よりも自由に使える時間は少なくなりがちです。「時間がかかるけどやってみたいこと」には学生のうちにチャレンジすることをお勧めします。その経験もきっとどこかで役に立ちます。
 皆様と一緒に働ける日を楽しみにしています。








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てむぞう&ますみん

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