溶液中のイオン含有量と吸着剤の構造変化からイオン交換の様子を捉えます
概要
ゼオライトは、数nmの微細孔をもつ多孔質の結晶性アルミノケイ酸塩で、微細孔の分子吸着や結晶内の陽イオン交換による吸着剤として、水処理に広く用いられています。設計の自由度から目的に応じたデザインができますが、設計通りの性能かフィードバックするには、水成分のマクロな視点と吸着剤の微細構造のミクロな視点での評価が重要です。本分析では、ゼオライトのアンモニア水への浸漬実験を行い、浸漬前後で水中のイオン含有量と、ゼオライトの構造変化を捉えた事例を紹介します。
データ
ゼオライトをアンモニア水に浸漬し、浸漬前後の水中の陽イオン含有量をイオンクロマトグラフ(IC)で分析し、ゼオライトの原子配列を走査透過電子顕微鏡(OBF STEM法)で観察しました。
表1. ゼオライトのアンモニア水浸漬前後の水の成分評価(上)と、ゼオライトの構造評価(下)
| ゼオライト浸漬前 | ゼオライト浸漬後 | |
| 水の成分の評価 | ![]() | ![]() |
| ゼオライトの構造評価 |
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