X線CTによる円筒形リチウムイオン電池の内部構造評価(C0721)
非破壊で電池内部の電極間距離計測・欠陥調査が可能
概要
X線CTでは、非破壊で製品内部の構造観察および寸法計測が可能です。
本資料では、円筒形リチウムイオン電池(φ14mm×H50mm)を観察した事例を紹介します。外装缶から電極内部までX線を十分に透過させ、始めに広域観察にて電池全体の三次元構造を確認しました。続いて、一部分について拡大観察を行うことで、正極中の空隙、正極-負極間の混入異物、電極層の乱れを確認しました。また、取得した断面像から、電極間距離の計測も行いました。
データ
MST技術資料No. | C0721 |
掲載日 | 2024/09/26 |
測定法・加工法 | X線CT法
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製品分野 | 二次電池
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分析目的 | 形状評価 故障解析・不良解析 製品調査
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