プロフィール
氏名
入団年
性別
所属
出身学科
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R.K.
2017年
女性
SEM(走査電子顕微鏡)を用いた形状・構造解析
物質生物科学科
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仕事について教えてください!
仕事内容
お客様からお預かりしたサンプルを目的に沿って加工し、SEM(走査電子顕微鏡)で観察するという業務を行っています。
SEMは大学などにも導入されていることが多く、経験のある方もいらっしゃるかもしれません。私も大学でSEMを使っていました。しかし、学生の頃と比較して、MSTへ入団してSEM観察を業務として行うようになってから意識していることがあります。それは、「お客様の目的に合わせた観察条件、視野を考えなければならない」ということです。それに伴って、SEMの原理やなぜこの像になるのか?ということも勉強しなければなりません。日々勉強が必要ですが、お客様から感謝のお言葉をいただいた時には、やりがいを感じられます。
仕事のエピソード
お客様として多種多様な企業や研究機関の方が相手となるため、扱うサンプルも多岐にわたります。その都度デバイスや使われている材料について勉強し、お客様への結果報告へ役立てています。
ご依頼の中には仕様が予め決まっているようなルーチンの分析もありますが、その一方でまだ世の中に出ていないような材料を分析してほしい、という要望をいただくこともあります。MSTにも今まで培ったノウハウがありますが、全く新しい材料ですとノウハウをもってしても太刀打ちできない場合があります。その場合は加工や観察の条件検討から始めることになります。内容によっては2か月もかかることもありましたが、お客様のご要望にお応えできた時は達成感や自身の成長を感じられます。
ある1日の過ごし方
8:45 |
始業
・・・朝ミーティングでチームの業務内容を把握します。
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9:00 |
見積り対応
・・・お客様に電話し分析の仕様を詰めることもあります。
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10:15 |
SEM観察 ・・・後の工程もあるので、手早く済まさなければなりません。腕の見せ所です。
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12:30 |
食堂で昼食休憩
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13:30 |
SEM観察像のデータ整理 |
15:00 |
SEM観察
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17:00 |
分析サンプルの前処理・加工 |
18:00 |
お客様へデータ速報
・・・お客様にデータを報告する際には上司の厳しいチェックが入ります。
ここでのディスカッションで自分の理解も深まります。
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19:30 |
業務終了 |
先輩のキャリアパス
2017年 |
入団後、新人研修を経て電子顕微鏡を扱うグループのSEMチームに所属。
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2018年 |
新人教育を担当する。
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2019年 |
SEMチームの主力メンバーとして、問い合わせ対応や高難易度の加工を担当する。 |
仕事以外のことも教えてください!
先輩がMSTを志望した理由
大学でSEMの経験があり、それを生かせると考えたためです。またMSTの先輩方が優しく接してくださったためです。数ある会社の中でどの先輩方と一緒に働きたいか、と考えたときに、MSTの先輩方が印象に残っており、それが決め手となりました。
大学時代の専攻
大学では細胞生物学を専攻し、光学顕微鏡と電子顕微鏡で同じ場所を見る技術、CLEM(光-電子相関顕微鏡法)の開発を行っていました。具体的には光学顕微鏡で蛍光を発している細胞小器官を観察し、その後同じ場所を電子顕微鏡で観察するための方法を検討していました。
休日の過ごし方
休日は下北沢や二子玉川へ遊びに行くことが多いです。また、フットサルサークルに所属しているので、同期や先輩方と汗を流すこともあります。
最後に!
皆さんへのメッセージ
まずは、MSTへ興味を持っていただきありがとうございます!
MSTは他の企業と比べると、福利厚生がとても手厚いです。例えば、独身寮が5棟もあります。いずれも財団の近辺にあり、一番近い寮で徒歩5分程度と通勤時間も短く済みます。また、近くに先輩方や同期が住んでいるというのも安心感があります。
さらに、財団内には喫茶室があります。喫茶室ではモーニングやランチメニュー、また季節限定のメニューなどもあります。2018年に開設されてから、職員の憩いの場となっています。私もよく、お昼にアイスクリームを食べに行きます。
こちらの紹介文では伝えきれていないところもあると思いますので、是非とも説明会へお越しいただければと思います。