質量分析法

[SIMS]二次イオン質量分析法

イオンを試料表面に入射させると、試料表面からは電子・中性粒子・イオンなど様々な粒子が放出されます。SIMSは、これらの粒子のうちイオンを検出し、各質量における検出量を測定することで、試料中に含まれる成分の定性・定量を行う手法です。

[TOF-SIMS]飛行時間型二次イオン質量分析法

試料表面の構造解析を行う手法です。他の分析装置に比べ表面に敏感であることから、最表面の有機汚染の同定などに適した手法です。スパッタイオン源を用いて、深さ方向に無機・有機物の分布分析が可能です。

[MALDI-MS] マトリックス支援レーザー脱離イオン化質量分析法

MALDIと飛行時間(TOF)型質量分析計を組み合わせたMALDI-MS分析では、高分子材料のマススペクトルを測定し、定性分析を行う手法です。質量分解能が高いスパイラルモードと、測定可能な質量範囲が広いリニアモードの質量分析計を使い分けることにより、幅広い材料を評価可能です。

[ICP-MS]誘導結合プラズマ質量分析法

ICP-MSは溶液を分析するため、固体分析では作製が難しい標準試料を比較的容易に調整することが可能です。そのため、溶液中の極微量な無機元素を精確に定量する場合に頻繁に用いられています。

[IC]イオンクロマトグラフ法

イオンクロマトグラフ法は液体試料中のイオン成分を検出する手法です。

[GC/MS]ガスクロマトグラフィー質量分析法

ガスクロマトグラフィー(GC)は、クロマトグラフ法の一種に分類され、固定相に対する気体の吸着性あるいは分配係数の差異等を利用し、成分を分離する手法です。
ガスクロマトグラフィー質量分析法(GC/MS)は、GCで分離した成分の検出に質量分析計を用いることで、質量情報から成分の定性及び定量を行うことが可能です。

[HPLC]高速液体クロマトグラフ法

高速液体クロマトグラフ法(HPLC)はクロマトグラフ法の一種に分類され、液体中の成分を固定相と移動相の相互作用の差を利用し分離・検出する手法です。

[LC/MS]液体クロマトグラフィー質量分析法

LC/MSは有機化合物の定性・定量を行う分析手法です。液体状のサンプルをクロマトグラフィーの原理により分離することから、液体クロマトグラフィー(LC)と言います。また、成分の検出を質量分析計で行うものをLC/MSと言います。

[GDMS]グロー放電質量分析法

GDMSは固体試料の組成について、主成分から微量成分まで同時に分析し、試料内に存在する不純物の半定量分析を行う手法です。

[TDS]昇温脱離ガス分析法

TDSは、真空加熱/昇温により発生したガスを温度毎にモニターできる質量分析法です。 TDSスペクトルは、横軸に温度、縦軸にイオン強度を表します。これにより、放出されるガスの脱離量の比較、脱離温度の比較が可能です。また、真空雰囲気下であることから水素や水も感度よく分析することができます。

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