医薬品・生体材料の分析

医薬品の安定性評価には長期保存試験や過酷試験実施後の検体における成分含量のみならず、視覚的に成分の分布状態を評価することが研究開発に有効です。
また、生体に投与した薬物の動態解析において、生体中の薬物分布を可視化することが期待されています。
MSTでは、これらの評価をTOF-SIMS分析により可能にします。
分析装置による評価が困難な物性予測に最適な計算科学によるシミュレーション事例と併せて、医薬品・生体材料の分析事例をまとめてご紹介します。

分析事例のご紹介

錠剤タイプ頭痛薬の組成分布評価(C0417)

~新品と過酷試験後の錠剤断面における成分を可視化~

市販されている錠剤タイプの頭痛薬に含まれる成分とその分布状態評価を目的として、錠剤の断面をTOF-SIMSにより質量イメージング分析を行いました。制酸剤由来であるAl、Mgと有効成分のアセチルサリチル酸が、2つの領域に分かれていることがわかりました。また、過酷試験として錠剤を4週間に渡り雰囲気暴露下にて温度50℃、湿度75%の環境に置くことで、成分が変化した様子を評価しました。製剤処方研究・安定性評価の可視化に有効です。

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骨断面の組成分布評価(C0422)

~マウスの脛骨断面の組成分布をTOF-SIMSにより可視化~

マウス脛骨の成分分布を評価するため、脛骨の切片を作成しTOF-SIMSによるイメージング分析を行いました。マウス由来成分であるK・Ca・リン酸Ca・リン脂質の分布が確認できました。
TOF-SIMSは成分を分子イオンの質量から同定するため、蛍光物質などの標識が不要なことから、標識物質の影響なく分布の評価が行えます。医薬品の動態解析やDDS(Drug Delivery System)研究など、臓器中の薬剤分布イメージングに応用が可能です。

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生体材料中成分の分布状態の可視化(C0424)

~生体材料の切片作製から分析までまとめて承ります~

本資料では、マウスの脳・心臓・肝臓・腎臓・歯の組織についてそれぞれ断面切片を作製し、TOF-SIMSでイメージングしました。イメージング領域は約10μm~数cmオーダーまで可能で、着目に合わせて分解能良く分析することができます。生体の各器官に合わせて切片作製を行い、成分をイメージングすることが可能です。また、薬物動態研究や医薬品の研究開発において、生体材料中に投与した成分の分布状態の可視化にも有効です。

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毛髪への白髪染め成分浸透深さ評価(C0418)

~反応しやすい着色剤成分の可視化が可能~

ヘアケア成分が髪にどの程度浸透したかを評価するため、髪の断面をTOF-SIMSにて評価しました。
TOF-SIMSでは、分子情報を可視化することで、髪断面においてどの程度の深さまでヘアケア成分が浸透しているかの情報を得ることが可能です。
大気中では反応しやすく検出ができない白髪染め成分の浸透深さを、雰囲気制御を用いることで評価した結果をまとめます。

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手法解説

[TOF-SIMS]飛行時間型二次イオン質量分析法

~TOF-SIMS:Time-of-Flight Secondary Ion Mass Spectrometry~

TOF-SIMSの特徴・適用例・原理・データ例・仕様など基本情報をご紹介します。

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てむぞう&ますみん

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