先輩からのメッセージ5

プロフィール

氏名     
入団年  
性別    
所属    
出身学科 
K.T.
2014年
男性
飛行時間型二次イオン質量分析法(TOF-SIMS)を用いた構造解析、成分評価
システムデザイン工学科

仕事内容

 私が担当している分析手法は、飛行時間型二次イオン質量分析法(TOF-SIMS)といい、試料の構造解析や成分評価ができる手法です。半導体デバイスから医薬品・化粧品・食品などに至るまで、幅広い分野の製品・材料の分析を行っています。
 一口で「分析」と言っても、「前処理・加工→測定→データ解析→結果報告」と、その工程は多く、等しく重要です。1つの案件に対し、担当する作業は様々で、その数が増えるほど負担や責任は増しますが、チームの上司・先輩のサポートを受けながら進めています。
 また、今年からはお客様との打合せに営業担当と共に参加しています。対面で分析結果の説明やディスカッションを行うため緊張しますが、お客様からご意見やフィードバックを頂ける貴重な機会でもありますし、私自身が技術者としてレベルアップできるチャンスと実感しています。

仕事のエピソード

 入団3年目の年に、社内公募制度を利用して現在の分析手法の担当に異動しました。MSTの新規サービス担当チームの一員となり、初めて触れる仕事が増えました。その分忙しさもありますが、私個人の関心が強い分野であるため、新鮮な気持ちで毎日の業務を進めています。
 そんな私にとって印象的な出来事は、初めてお客様と直接ディスカッションしたことです。このお客様は異動後に初めて担当した方だったこともあり、打合せを緊張しつつも楽しみにしていました。実際に分析結果の説明を進めていく中で、試料に関するより詳細な情報や、研究背景について深くまでお聞きすることができました。これらの情報は、より有益な分析結果を導く上で非常に重要なものであり、お客様の本音を引き出した経験が、私の仕事に対するモチベーションを上げる体験となりました。

先輩がMSTを志望した理由

 大学での研究が工学を生物学へ応用することが主題だったこともあり、異分野の技術を活用しているメーカーを志望していました。しかし、情報収集を進める中で、多くの製品が異分野の技術の組合せから作られていることを知り、より多くの技術や製品に触れたいと感じるようになりました。そこで分析評価について調べ、MSTに出会いました。親会社の無い公平な立場であり、多くの企業・研究室の最先端の研究開発に貢献できることに魅力を感じ、志望しました。

大学時代の専攻

 再生医療に必要な生体外での組織再生、特に毛細血管の再生に取り組んでいました。毛細血管はあらゆる組織に存在し、再生組織の維持には不可欠です。半導体分野のフォトリソグラフィ技術を活用してマイクロ流路を作成し、その中で複数種の細胞を同時に培養することで、従来よりも機能的な毛細血管を再生させることが目的でした。

休日の過ごし方

 主に学生時代からの趣味である読書や将棋を楽しむことで、リフレッシュを心がけています。また、美術館や展覧会に行くことも多いですが、自分の知っている技術・研究との関連を垣間見る機会があり、モチベーションを上げるきっかけにもなるのでおすすめです。

皆さんへのメッセージ

 みなさんにはぜひ自分の専門分野や研究を、基礎や目的から振り返ってほしいと思います。これは基本中の基本であり、今更言われなくても・・・と感じる方が多いかと思います。しかし、専門や研究が深まれば深まるほど「木を見て森を見ず」といった状態へと陥り、研究の行き詰まりや簡単なことを見落とす要因になってしまいます。MSTでは分析装置・手法の原理やお客様の分析目的に立ち返ることを重要視しており、その癖を身につけることは将来役立つことと思います。就職活動を進める中で、履歴書や面接で何度も専門分野や研究の説明を求められることと思いますので、これを良い機会と捕らえて、懐かしい教科書に目を通してはいかがでしょうか。
 研究や就職活動で忙しい中、基礎に立ち返って考えることは難しいかもしれません。しかし、その過程で今の自分の状態を客観的に見ることができるようになれば、これも大切なスキルとして重宝できると思います。皆さん是非取り組んでみて下さい。








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てむぞう&ますみん

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