RPAについて紹介します
「RPAってなに?」「事務処理を効率化するものでしょ?」
そのようなことを思っている人も多いのでは。もちろん事務作業の自動化・効率化に力を発揮するものですが、実は研究開発の場面でも活用の機会があります。ここでは、RPAとは何か?を詳しく説明しています。
RPAとは
RPA(Robotic Process Automation)は今まで人が手作業で行っていたPC上の作業の代行・支援を自動化し、業務の全体的な効率を上げる技術です。毎日必ず行うグラフ作成や週に一度行う報告データのまとめ、さらには報告メールの配信など、単純・繰り返し作業や定型作業を自動化することができます。
RPAでは人の代わりにPC上のロボットが作業を行うことになるので、処理スピードが速まるだけでなく、人為的なミスを防ぐ観点でも業務の効率化に有効です。
RPAはソフトやアプリと同じってこと?
「自動で所定の処理を実行させる」という観点では、ソフトウエアやアプリケーションとも似ていますね。RPAでは、それらのアプリケーションをどのように操作するかをプログラムしていきます。私達が普段行っているPC上の作業手順をPRAに教えてあげるイメージでしょうか。
なぜ今RPAが人気なの?
RPAが活用されている背景には人手不足や働き方改革があります。
少子高齢化が進む日本では働き手の確保が一つの課題になっています。そんな中で、24時間365日稼働させることのできるRPAは人手不足の解消の一つの手段となるのです。
また、国が推し進める働き方改革の取り組みで、企業はこれまで以上に限られた時間の中で成果を出すことが求められています。RPAにルーチン業務を任せ労働時間を短縮するだけでなく、より本質的な業務に人を充てたいという企業がRPAに注目しています。
RPA導入のメリット
RPAを導入することで、大きく4つのメリットが考えられます。
第1のメリットはRPAで自動化した業務に該当した人件費を削減できることです。
そして、その結果得られるのが第2のメリットです。これはRPAを活用することで得られた時間を有効活用し、人間が本質的な業務に注力できるようになることです。定型的な業務をRPAに任せることで、人間は思考力の必要なデータ分析や考察、創造力が求められる業務に時間を割くことができるのです。
さらに、第3のメリットはプログラミング経験や知識のない人でもシナリオを作成し、手軽に利用できることです。自らの手で作成したものは修正も行いやすく、RPA運用中に業務内容が変更になった場合もすぐに更新ができることもポイントです。
最後に、第4のメリットは、人為的なミス防止に繋がるということでしょう。RPAを正しく作りこんでしまえば、シナリオ通りに動いてくれるのでミスは起こりません。日時を指定することもできるため、「うっかり忘れていた」なんてこともありません。
MST内の具体的事例
2018年にRPAを導入したMSTではすでに350以上もの業務をシナリオ化しており、計5000時間もの業務時間の削減に成功しています!
例)紙の注文書のデータベースへの連携:デジタル化した資料のテキスト変換と入力
実験データの整理:必要な情報を抽出し、所定のフォーマットにまとめる
MSTのRPA運用支援サービスとは?
経験豊富なエンジニアがお客様のお悩みに合わせて、シナリオ開発をお手伝いいたします。また、貴社内のRPA開発者研修もご要望に応じてカスタマイズして承ります。お客様の研究開発業務のみならず、多岐にわたる業務の自動化をRPA運用支援でお手伝いいたします。
RPAを導入すべき?お悩みの方はぜひ下記もご覧ください。