SIMSによる酸化ガリウムGa2O3膜の不純物濃度評価(C0416)
不純物元素の定量評価が可能です
概要
酸化ガリウムGa2O3は、SiCやGaNよりもバンドギャップが広く、優れた物性を有することから、高効率・低コストが期待できるパワーデバイス材料として注目を集めています。ウエハの開発には、特性を左右する不純物濃度の制御が重要です。本資料ではGa2O3膜中不純物の一般的なバックグラウンドレベル、検出下限値をご紹介します。実際のバックグラウンドレベル、検出下限値は、測定深さ・検出領域等により変動いたします。数値は目安としてご覧下さい。
MSTでは、Ga2O3標準試料を取り揃えており、40種類以上の不純物の定量が可能です。
Ga2O3中不純物のバックグラウンドレベル・検出下限値
※SIMS分析では、感度・他元素との兼ね合い等を勘案し適切な一次イオンを選択します。
関連資料:SIMS用語解説集(一次イオン種の使い分け 参照)