質量分析を利用した複数のSNP解析(B0295)
マスアレイ法により、複数のSNP(一塩基多型)を同時に解析できます
概要
本手法は、MALDI-TOF-MSの質量分析を利用した遺伝子解析法であり、一度の測定で複数のSNP箇所の解析が可能です。最大40か所のSNPを、190サンプル同時に測定できます。
分析全体の流れとしては下記フローに準じて実施します。標的のSNP領域の質量ピークが重ならずに増幅するように設計したプライマーと、各SNP箇所の一塩基のみ伸長するように設計したプライマーを用いて、DNA断片に質量の違いを生じさせ、検出された質量ピークから塩基を決定します。
データ例
質量分析により得られたスペクトルデータ(図1)から、ヘテロ型(図2)・ホモ型(図3)を判別でき、標的
SNP箇所の塩基を解析することができます(表1)。
対立遺伝子が3つ以上ある場合や出現頻度の小さなSNPの解析も可能です。
MST技術資料No. | B0295 |
掲載日 | 2023/09/14 |
測定法・加工法 | マスアレイ法
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製品分野 | バイオテクノロジ 医薬品 食品 環境
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分析目的 | その他
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