半導体のイオン化ポテンシャル評価(B0191)
UPS:紫外光電子分光法
半導体のイオン化ポテンシャル評価
半導体では、価電子帯立ち上がり位置(VBM)と高束縛エネルギー側の立ち上がり位置(Ek(min))より、イオン化ポテンシャルを求めることが可能です。
表面有機汚染除去程度のArイオンスパッタクリーニング後に測定を行っています。
価電子帯立ち上がり位置(VBM)の決定
価電子帯頂点近傍のスペクトルを直線で外挿し、バックグラウンドとの交点を求めます。
イオン化ポテンシャルの算出
イオン化ポテンシャル(I.P.)= hν-W
hν:照射紫外線のエネルギー(He I線21.22eV)
W:スペクトルのエネルギー幅(Ek(min) - VBM)
ITO膜表面のUPS測定結果
MST技術資料No. | B0191 |
掲載日 | 2014/02/06 |
測定法・加工法 | [UPS]紫外光電子分光法
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製品分野 | LSI・メモリ
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分析目的 | その他
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