ESM-RISM法によるLIB負極/電解液における Liイオン脱挿入過程のエネルギープロファイル(C0656)
Liイオン脱挿入時のエネルギー障壁や溶媒和形成過程の情報が得られます
概要
リチウムイオン二次電池(LIB)の充放電過程において、電解液中及び負極との界面近傍では溶媒和の
形成、脱溶媒和、電気二重層の形成、Liイオンの脱挿入など様々な現象が生じています。本資料では有
効遮蔽媒質(ESM)法とReference Interaction Site Model(RISM)をハイブリッドさせたESM-RISM法を用
いて、グラファイト負極からのLiイオン脱挿入過程におけるエネルギープロファイル、溶媒和構造などの
詳細をシミュレーションによって評価した事例を紹介します。LIB充放電過程のミクロスコピックな情報を
得ることによって、高性能な電池材料の設計に繋がることが期待されます。
データ
■負極(LiC12)-電解液界面近傍の模式図 ※各成分の構造、濃度はご着目の系に合わせて変更可
■Liイオンの脱挿入過程の電解液成分の電荷分布、エネルギープロファイル、放出電子数


MST技術資料No. | C0656 |
掲載日 | 2021/08/12 |
測定法・加工法 | 計算科学・AI・データ解析
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製品分野 | 二次電池
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分析目的 | 化学結合状態評価 組成分布評価 構造評価
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