GC/MSによる発生ガス濃縮装置を用いたアウトガス分析(B0241)

GC/MS:ガスクロマトグラフィー質量分析法

概要

発生ガス濃縮装置はチャンバー内に入れた試料から発生したガスを捕集管にトラップさせる装置です。
捕集管にトラップすることで微量の脱ガス成分を濃縮し、GC/MSで高感度に測定できます。試料の種類にあわせて複数のチャンバーから適切なものを選択することができ、最大350℃までの加熱に対応しています。

装置構成

本体

チャンバー

 

仕様・特徴

特徴

  • 比較的大きいサイズ(数cmオーダー)のサンプルに対応
  • ヘッドスペース法と比較して2~3桁程度感度良く測定が可能
  • ウエハ両面からの有機汚染評価が可能
  • フォトマスク(レチクル)の有機汚染評価が可能
  • ヘキサデカン、デカメチルシクロペンタシロキサンなどを用いた換算定量が可能

仕様

搬入可能サイズ 上記チャンバーに入るサイズ
加熱雰囲気 不活性ガス(N2
加熱条件 室温~最大350℃までの昇温加熱

注意点

  • 低沸点成分は捕集できない場合があります
  • 脱ガス量の多い試料は加熱温度を制限させていただくか、切断して一部を測定する場合があります

MST技術資料No.B0241
掲載日2020/05/06
測定法・加工法[GC/MS]ガスクロマトグラフィー質量分析法
製品分野電子部品
製造装置・部品
日用品
分析目的組成評価・同定

関連する分析事例

イメージ 掲載日 タイトル 測定法・加工法 製品分野 分析目的
機械部品の洗浄前後における付着成分調査 2023/04/13 機械部品の洗浄前後における付着成分調査(C0693) [GC/MS]ガスクロマトグラフィー質量分析法
製造装置・部品
その他
組成評価・同定
エポキシ樹脂硬化剤の分析 2022/11/17 エポキシ樹脂硬化剤の分析(C0678) [GC/MS]ガスクロマトグラフィー質量分析法
電子部品
高分子材料
日用品
組成評価・同定
製品調査
樹脂(合成高分子)の定性・構造解析 2021/12/23 樹脂(合成高分子)の定性・構造解析(C0667) [GC/MS]ガスクロマトグラフィー質量分析法
[FT-IR]フーリエ変換赤外分光法
電子部品
製造装置・部品
日用品
組成評価・同定
化学結合状態評価
製品調査
ポリカーボネートの末端基構造解析 2021/08/19 ポリカーボネートの末端基構造解析(C0655) [GC/MS]ガスクロマトグラフィー質量分析法
電子部品
製造装置・部品
日用品
組成評価・同定
製品調査
オイルの分析(GC/MS編) 2021/04/08 オイルの分析(GC/MS編)(C0648) [GC/MS]ガスクロマトグラフィー質量分析法
製造装置・部品
医薬品
化粧品
日用品
組成評価・同定
製品調査
部材の有機汚染分析 2020/12/28 部材の有機汚染分析(C0636) [GC/MS]ガスクロマトグラフィー質量分析法
製造装置・部品
組成評価・同定
フロンガスの定性分析 2020/11/26 フロンガスの定性分析(C0641) [GC/MS]ガスクロマトグラフィー質量分析法
日用品
環境
その他
組成評価・同定
製品調査
フッ素樹脂の熱分解物の評価 2020/11/05 フッ素樹脂の熱分解物の評価(C0637) [GC/MS]ガスクロマトグラフィー質量分析法
電子部品
製造装置・部品
日用品
組成評価・同定
製品調査
液晶材料の分子構造解析 2020/11/05 液晶材料の分子構造解析(C0635) [GC/MS]ガスクロマトグラフィー質量分析法
ディスプレイ
構造評価
劣化調査・信頼性評価
製品調査
その他
クリームはんだ中フラックスの成分分析 2020/09/03 クリームはんだ中フラックスの成分分析(C0616) [GC/MS]ガスクロマトグラフィー質量分析法
[LC/MS]液体クロマトグラフィー質量分析法
電子部品
組成評価・同定
製品調査

分析のご相談・お申し込み

知識豊富な営業担当が、最適な分析プランをご提案。
分析費用のお見積りもお気軽にお問い合わせください。
相談・お申し込みは、専用のフォームかお電話でどうぞ。

webからのお問い合わせはこちら

分析お問い合わせフォーム

お電話からのお問い合わせはこちら

ページトップへ