CFRP(炭素繊維強化プラスチック)内部の繊維配向解析(C0538)
X線CTによるCFRPの解析事例
概要
CFRP(炭素繊維強化プラスチック)は炭素繊維を強化材として用いた樹脂材料であり、軽量かつ高い強度や剛性を持つことが特長です。
CFRP内部の繊維構造についてX線CTを用いて観察しました。その結果、直径約7μmの炭素繊維の集まりを観察することができ、また繊維の配向性解析を行いました。
データ
CFRP内部の繊維構造の観察
図1:サンプル外観
図2:CFRPの異方性と積層構造
図3:X線CT像(上:低倍率観察、下:高倍率観察)
図4:繊維配向解析結果(3Dイメージ)
図5:繊維配向(法線方向からの角度)のヒストグラム
ポイント
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直径約7μmの炭素繊維の配向状態を評価可能
- 繊維配向の定量的解析が可能
MST技術資料No. | C0538 |
掲載日 | 2020/05/06 |
測定法・加工法 | X線CT法
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製品分野 | 日用品 その他
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分析目的 | 形状評価 構造評価 製品調査
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