化粧品の非破壊分析(C0573)
X線CTにより製品の内部構造を非破壊で評価可能
概要
X線CTは非破壊で試料の内部構造を測定できる分析手法であり、化粧品内部の異物、空隙、亀裂などの異常箇所の調査や、パール剤等の分散確認などの出来栄え評価に適しています。
本事例ではファンデーションや口紅をX線CTで測定し、内部の構造を非破壊で評価しました。
データ
ファンデーションのX線CT分析
図1 X線CT像
A:正面からみた断面像
B:側面から見た断面像
- ケースに入った粉末ファンデーション全景観察より、数mm長の亀裂を確認(白矢印)
口紅のX線CT分析
ポイント
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化粧品内部の構造をインタクトな状態で評価可能
- 空隙や粒子等の分布、体積率の解析により出来栄え評価が可能
MST技術資料No. | C0573 |
掲載日 | 2019/08/29 |
測定法・加工法 | X線CT法
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製品分野 | 化粧品 日用品
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分析目的 | 構造評価 製品調査
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