量子化学計算による銅フタロシアニンのラマンスペクトル帰属(C0675)
実測とシミュレーションの組み合わせにより、詳細なピーク帰属が可能です
概要
有機デバイスの性能を決める重要な要因として構成分子の構造、分子配向、凝集構造などがあり、これらの知見を得るためにラマン分光法は有効です。しかし分子構造が複雑な試料ではスペクトルの解釈が困難となります。実測と量子化学計算によるシミュレーション結果との比較からスペクトル帰属を行うことで、振動モードの解析が可能です。この解析から化学結合の種類、構造等の知見が得られます。本資料では有機薄膜トランジスタ等への活用も期待される「銅フタロシアニン」の解析事例を紹介します。
データ