SEM・TEM・EDXによる触媒材料の形態観察・成分分析(C0385)
SEM・STEM・EDXによる触媒粒子の評価
概要
燃料電池の電極は、カーボンに触媒であるPt粒子またはPt合金(PtRu等)粒子が担持されています。この触媒粒子は数nmと微細構造のため、形態観察、組成分析にはSEMやTEM分析が用いられています。
初期状態での評価の他に通電後の劣化として合金組成の変調、Ruの溶出、触媒粒子径の増大が報告されていますが、これらの評価に高空間分解能でのHAADF観察やEDX分析が非常に有効です。また、SEM観察では担体のカーボンの形状や触媒粒子の存在状態を確認することができます。
データ
試料:カーボン担持PtRu触媒
形態観察:SEM
形態観察:STEM
成分分析:EDX