高温XRDによる熱分解生成物の同定(C0239)
昇温しながらin-situでXRD測定が可能
概要
材料が昇温に伴って化学反応・相変化を経て結晶構造に変化が起こる場合、昇温しながらXRD測定を行うことが有効です。高温XRD測定を行うことで、硫酸銅五水和物の熱分解生成物の同定を行った事例を紹介します。測定の結果、熱分解が起こる温度で回折ピークが変化し、結晶構造が変化する様子を明瞭に確認できました。
MSTでは昇温しながらOut-of-plane XRD測定・In-plane XRD測定を行うことが可能です。
データ
硫酸銅五水和物の熱分解反応
各温度でのXRD測定結果
高温XRD測定結果
| MST技術資料No. | C0239 |
| 掲載日 | 2012/07/05 |
| 測定法・加工法 | [XRD]X線回折法 大気非暴露
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| 製品分野 | LSI・メモリ 電子部品 酸化物半導体 医薬品 化粧品
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| 分析目的 | 構造評価
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