ラマンによる有機多層膜の3Dマッピング(C0515)
表面からの測定で、深さ方向の成分分布を確認可能です
概要
ラマン分析では、表面からの測定で深さ方向の成分分布が確認できます。光を透過し易い物質に有効で、断面加工やイオンスパッタエッチングを併用せず非破壊での評価が可能です。
本資料では、有機多層膜の各層について、ラマン3Dマッピングで評価した例を示します。結果より、有機多層膜は四層で構成されていることが分かりました。また、ライブラリデータとの照合により、各層の成分が同定できました。
データ
ラマン3Dマッピング結果
各層のラマンスペクトルおよびライブラリデータとの照合結果
ポイント
- 光を透過し易い物質に有効
- 断面加工等が不要で非破壊での評価が可能
測定をご希望の試料がございましたらお気軽にご相談ください。
MST技術資料No. | C0515 |
掲載日 | 2020/05/06 |
測定法・加工法 | [Raman]ラマン分光法
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製品分野 | 化粧品 日用品 食品
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分析目的 | 化学結合状態評価 組成分布評価
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