テープストリッピング法による トラネキサム酸の経皮吸収試験(C0709)
皮膚への浸透性を定量的に評価
概要
テープストリッピング法とは、皮膚表面の角層を粘着テープで剥離する方法で、化粧品の有効成分や美容機器による皮膚への浸透性評価に有効な手法です。美白成分として知られるトラネキサム酸を含有した製品(化粧水、乳液)を人の腕に塗布し、一定時間後に粘着テープで角層を剥離する作業を30回繰り返しました。粘着テープを複数枚ずつまとめて溶媒で抽出し、抽出液をLC-MS/MSで分析することで、角層中のトラネキサム含有量を定量し皮膚への浸透性を評価しました。
データ
分析概要
TOF-SIMSによるイメージングも可能です。分析事例C0506「メルブロミンの皮膚への浸透性評価」をご参照ください。