リチウムイオン二次電池電極の三次元的観察(C0167)
Slice and Viewによる充填度・ボイドの観察
概要
リチウムイオン二次電池の電極は、正極・負極ともに活物質・導電助剤・バインダから構成されています。電池の容量や信頼性等の特性には、材料の組合せや配合比・活物質の充填度・ボイド等が大きく影響していますが、このうち、充填度やボイドを観察する方法として完全ドライ雰囲気で加工・観察が出来るFIB-SEM観察が非常に有効です。更に三次元的な観察(Slice & View)を行うことで電極の様子を直接的に評価することが出来ます。
データ
リチウムイオン二次電池の基本構造
Slice & View:FIB-SEMによる三次元的な観察
- FIB加工とSEM観察を連続的に行うことで材料の三次元観察ができます。
- 幅数十μm 、深さ・奥行き10μm程度の領域の評価が可能です。