燃料電池用PtRu触媒の雰囲気・温度制御下での金属価数評価(in-situ XAFS)(C0455)
ガス雰囲気・温度を制御した条件での化学状態評価が可能
概要
  カーボン担持PtRu(PtRu/C)触媒は燃料電池のアノード(燃料極)触媒として使用されています。低コスト化を目的にPt使用量の削減が求められており、盛んに研究開発が進められています。燃料電池駆動条件下の触媒の状態を評価するためには、試料のガス雰囲気・温度を制御したままその場観察をするin-situ XAFSが有効です。本資料では、in-situ XAFSを用いて実際に燃料電池として用いられるガス雰囲気・温度に制御した環境でPtRu/C触媒のPt、Ruについて価数評価を行った事例をご紹介します。
  データ
  燃料電池の模式図
    測定条件
        -       試料:PtRu/C触媒
       - ガス雰囲気:H2 100%
       - 温度:100℃      
   
  測定結果
        参考文献:H. Nitani et al., Applied Catalysis A:General 326 (2007) 194-201.
| MST技術資料No. | C0455 | 
| 掲載日 | 2017/01/19 | 
| 測定法・加工法 | [XAFS]X線吸収微細構造
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| 製品分野 | 燃料電池 その他
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| 分析目的 | 化学結合状態評価
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