XAFSによるGaNのイオン注入ダメージ評価(C0472)
照射欠陥やアニールによる結晶性の回復を確認することが可能です
概要
窒化ガリウムGaNは、熱伝導率が大きい点や高耐圧といった特性のため、LEDやパワーデバイスなどの材料として用いられます。その製造工程では、結晶欠陥の無い高品質なGaN結晶の作製が求められるため、イオン注入などによるダメージやその回復度合いの確認は重要な評価項目となっています。
本資料ではXAFSによってGaN基板へのイオン注入によるダメージを評価した事例をご紹介します。
GaN表面近傍における結晶構造の乱れや、膜中のN2、格子間Nを高精度で検出することが可能です。
データ
ポイント
GaN表面近傍の結晶構造の乱れや、膜中のN2、格子間Nを高精度で検出可能です
参考文献:
M. Katsikini et al., Applied Physics Letters 82 (2003) 1556.
M. Katsikini et al., Materials Science and Engineering B 152 (2008) 132.
MST技術資料No. | C0472 |
掲載日 | 2017/06/29 |
測定法・加工法 | [XAFS]X線吸収微細構造
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製品分野 | パワーデバイス 照明
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分析目的 | 化学結合状態評価 構造評価
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