固体試料表面の質量分析法の使い分け(B0266)
TOF-SIMS, MALDI-MS
概要
代表的な固体試料表面の質量分析法であるTOF-SIMSとMALDI-MSでは、ともに定性分析やイメージング分析が可能です。ハードイオン化法を利用するTOF-SIMSでは、質量が数百までの無機・有機成分を高感度に検出できます。一方、ソフトイオン化法を利用するMALDI-MSでは、数千~数万の高分子を検出できます。また、照射ビームの径に依存してイメージの空間分解能も異なります。目的成分やイメージング視野の大きさなどに応じて、両手法を使い分けることが有効です。
MST技術資料No. | B0266 |
掲載日 | 2021/03/11 |
測定法・加工法 | [TOF-SIMS]飛行時間型二次イオン質量分析法 その他
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製品分野 | 照明 ディスプレイ 製造装置・部品 バイオテクノロジ 医薬品 化粧品 日用品 食品
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分析目的 | 組成評価・同定 化学結合状態評価 組成分布評価
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