水素水の含有水素濃度評価(C0432)
水素水などの溶液中水素濃度測定が可能です
概要
水素水は体内の活性酸素を除去できると言われており、抗酸化作用に注目が集まっています。ただし、水に溶ける水素量はわずかであり、空気中に放置すると徐々に水素が抜けてしまうことや、水素は非常に小さい分子であるため、保存容器によっては長期間の保管ができないことが知られています。そのため、保管容器や保管方法が重要とされています。本事例では、水素水を紙コップに移したものとパウチ型の保管容器でどれだけ水素が抜けているかをGC(TCD)で確認した結果を示します。
データ
資料概要
- パウチ
商品の記載通りに空気が入らないように保管し、測定時のみ開封
- 紙コップ
パウチ中水素水を紙コップに移して25℃大気開放で放置
測定結果
結果概要
- パウチでは8時間経過後でもほとんど変化は見られなかった。
→商品記載の保管条件で、水素は抜けにくいことを確認。
- 紙コップでは8時間後は定量下限以下
→大気開放条件で水素は抜けやすいことを確認
“ペットボトル”や“アルミ缶”など別の容器や水素関連商品中の水素濃度分析が可能です。
注意:水素水の効果を検証するデータではありません
MST技術資料No. | C0432 |
掲載日 | 2016/07/21 |
測定法・加工法 | その他
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製品分野 | 化粧品 食品
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分析目的 | 微量濃度評価 製品調査
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